2013-07-03 Wed
5/25
土曜日のにこちゃん。
急遽、入院になりにこも私も戸惑いが隠せず。
いっぱい撫でてあげた。
家に帰って、夜。
にこのいない家はなんだか間の抜けた感じだった。
5/26
手術前日。
当日は仕事なのでこの日が手術前の最後の面会。
扉を開けたら一目散に膝の上に座りだして、
このまま帰りたいね~と、心の中でぽつり。
昨日から静脈点滴を開始。
止めているテープがきついようで、
前足がぷっぷくぷーになってしまってた。
これは、後でちゃんとしてもらうよう伝えました。
手術の説明を再度伺う。
開腹して手術のしようがない場合などは直ぐに閉じます。
なのでその場合は終わるのが早いですが、
上手く手術が進めれるようならば3時間は掛かると思います。
との事。
今回、最初ににこを診て下さった先生が執刀して下さった。
この先生ともっと早く出会いたかったと思うほど、
私たちは信頼していたのでありがたかったです。
余談だけど、この先生は5月末で独立のため退職される事になっていて、
とても残念だけど、ぎりぎりにこの手術をしてもらえた事は、
にこを始め私たちにとってツイてたと思います。
5/27
手術前に電話が掛かってきた。
術前検査は問題なし。
後は無事に終わるよう祈るだけ。
予定時間を少し押しはしたけど手術は無事に成功。
電話が掛かってきた時は本当にホッとしました。
術後のにこは麻酔の影響でずっとぼんやり。
それでもゴロゴロは忘れず。
ありがとう。ありがとう。
先生にお話を聞いた。
問題の閉塞を起こしている尿管にカテーテルを通したところ、
全く通らず、何箇所か切って通してみてもやはり通らなかった。
物理的な詰りではなかった。
尿管自体が肥大してしまっていて閉塞を起こしている状態。
腎盂から2~3㎝の詰まっていない部分の尿管を残し、
詰まっている尿管は切除。
そして、残した短い尿管を膀胱に付ける処置をしたとのこと。
猫の尿管は、ボールペンの替え芯よりも細いそうで、
その細い管を膀胱に縫い付けるのは相当なことだったと。
この短くなった尿管が膀胱まで届くはずはなく、
腎臓を下に膀胱を上に大移動させての縫合。
余りに短すぎる尿管のため、膀胱へしっかり縫い付けはしたものの、
遊びがないピンと張った状態であること。
手術により炎症を起こしているが、
これが無事に治まり尿が膀胱へと流れ出るかは分からない、と言うことだが、
長い手術だったので、手術の間に僅かに尿が作られていたとのこと!
機能し始めている可能性が高いと聞いて安心。良かった。
今回、先生達総出で手術に立ち会ってくれたそうです。
院長先生曰く、本来なら腎臓を取り出すであろう手術だったそう。
現に院長先生もそれを勧めたそうです。
でも、担当の先生が、出来るなら残したい。
私たちも取る事を前提で手術をお願いした訳ではないこと。
機能する可能性が高いと言う先生の言葉もあり、
今回、即決したこと。
それらを汲んで下さっての結果でした。
この先生に任せて本当に良かったと思いました。
写真にある白いひょろひょろの。
尿管から膀胱を通ってるカテーテルで、
ここから排尿をするらしいのですが、
気付いた時には抜けてしまっていました。
でも、きちんと尿は出てたそうです。
これは切除した尿管。
病理に出します。
腫瘍かどうかを検査するためです。
腫瘍ならば、残した腎臓を摘出でしたが、
結果は陰性でした。ふ~
5/28
おトイレでくつろいでました。
まだほんの少しボーっとしていて、
鳴き声もかすれ気味。
5/29
随分元気になってきてました。
ムラ食いはあるもののご飯もぼちぼち食べてたそう。
鳴き声も随分しっかりしてました。
5/30
毎回、行くたびに猛烈なすりすりに。
この日もすりすりは激しかった。
ご飯も少なからず食べれているので
静脈点滴から皮下点滴に切り替え。
足がふにょってなってるのはたまたまです。
週末、お家で過ごしてみますか?と、提案される。
食事もそこそこ食べてオシッコも出ているので、
病院にいるより家でリラックスした方が
にこにも良いと思うとのこと。
5/31
仮退院!!
てっきり土曜からだと思ってたらもう帰れると!
こんなに早くお家に帰ってこれるとは思ってなかった。
少なくとも1週間から10日は考えていたので早い。
帰ってからずっとこんな感じ。
喉も鳴る鳴る!
久々のにこの添い寝を満喫。
肩あたりが大きいのは輸液が入ってます。
にこが帰ってきて凄く凄く嬉しい反面、不安も。
何かの拍子に尿管と膀胱が…と考えると正直怖かった。
抱っこひとつでも腫れ物に触るかのように恐る恐るだった。
2013-07-02 Tue
にこが手術をしてから1か月。
やっと少し安心して暮らせるようになってきました。
まだ安定はしていないので不安は尽きませんが…。
そんな訳でにこの記録。
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3月にユラが膀胱炎になった時、にこは貰い不調。
あ、ユラは膀胱炎が回復に向かうや否や
激しい便秘になりました。
これは直ぐに解消。
なんだかんだで、その後4月には2匹とも回復。
ふ~っと一安心したのも束の間で、
4月末頃からにこのご飯の食いつきが悪くなる。
少しにこの説明をすると。
にこを拾った当時、骨盤骨折と尻尾を骨折しており、
尻尾はその後、壊死が始まった為に切断し短いしっぽに変身。
骨盤の方は、体が小さい事も有り手術での骨の固定が出来ず、
その当時出来る手法で治療したが軽い肛門狭窄になってしまいました。
平たく言うと、ウンチの通り道が狭くなってしまった。
その為、便が上手く出せず溜まってしまうと、
食欲不振・嘔吐を繰り返してしまう。
なので、便を緩くする薬と胃腸の動きを促進する薬に
整腸剤を毎日飲んでいる。
このバランスが崩れると食欲不振・嘔吐になってしまうので、
毎日の様子を見ながら薬を調整していた。
で、今回。
いつものかなー?と、様子を見ていたが、どうも違う。
便におかしい様子はなく、何より吐かない。
ここに凄く違和感あったのと、
手持ちの薬で改善する気配はないので病院へ。
いつもは医院長先生に診てもらうが、
この日はお休みだったのでユラの時にお世話になった先生に診てもらった。
一旦処置室で治療します、との事だったので預けて私たちは待合で待ってた。
予定してた処置で終了するはずだったのだが、
先生が、万が一…と、思ってエコーで診て下さった。
すると、左腎盂の拡張が見られることが分かった。
この時のこの先生の機転が無ければ発見が遅れていたと思う。
エコー・血液検査の結果から腎盂腎炎の可能性が高いとの事だった。
腎盂とは腎臓と尿管を繋いでいる部位でそこが炎症を起こし、
腎臓全体が肥大し上手く機能出来ない状態になっているそうで、
主だった原因としては細菌感染が多く、
他には、尿管に石が詰まって閉塞など。
閉塞の場合は、外科的処置が必要となると言う事だった。
一先ずは、対処療法として2週間持続する抗生物質の注射、
同じく飲み薬の抗生物質とこの日から点滴がスタート。
2日後、消化器系の錠剤も追加。
数日すれば改善がみられるかと思いきや、なかなか状態は上がらず。
ご飯も積極的には食べない。
食べたい気持ちはあるけども、
いざご飯を前にするとクチをくちゃくちゃして気持ち悪そうだった。
とりあえず、食べてくれることが最優先なので、
他の子のご飯やシーバ・缶詰を色々用意した。
一般食の缶詰が余り好きでないにこには、
どれが好きなのかを探るのが大変だった。
家に置いてたa/d缶ならまだかろうじて食べてくれた。
それでも日を追うごとに食べる量は減ってはいたけど。
オシッコも時々出にくいような気配はあったが、
点滴の分はきちんと出してはいた。
食欲が一向に上がってこないので、
5/5に、再度膀胱穿刺による尿検査をし外部検査に出した。
これは、尿の中の菌の培養をして、どの菌がいているかを知り、
ピンポイントで菌を叩き改善を図ろうと言うのが狙いだった。
ちなみに、菌がいない場合、結果は早く、
菌がいる場合は培養して育てるから時間が掛かるそうだ。
結果は早かった。
菌はおらず。
でも、何かしらの原因があり炎症が起こっているので
ここでステロイドを開始。
最初は単発で試しつつ数日後から飲み薬に切り替え。
開始から数日後の5月中旬ごろ食欲が出てきた。
ステロイドの副作用は本当に凄いんだなと改めて実感。
あれやこれやと毎日ご飯を食べるよう促してたのが嘘のよう。
エコー検査でも腎臓が小さくなっているのが分かった。
食欲も尿も安定してきたのでステロイドを減らして経過をみる事になった。。
ここで問題なくいければ大丈夫だったのだけど、
残念ながら食欲は徐々に落ちていった。
数日後に再度ステロイドの量を増やすも、
最初のような効果は得られなかった。
良くない感じ…、それは充分に感じてた。
今回、順を追って検査を進めてきた。
一つ一つ原因を潰していくために。
残すは造影検査。
この検査をするには半日預かりになるために、
私たちが休みの日にしか出来ないのと、
検査をやろうと思ったタイミングが
にこの調子が上がって来ていた時だったので、
その時にやっても意味はないと言う事だったので見送っていた。
5/25(土)
にこの調子はゆっくりと下降しているのもあり、
この日、造影検査をしてもらった。
出来れば何事もない結果を望んでいたけども現実は厳しかった。
水腎症と言う事だった。
左腎盂から出ている尿管2~3㎝の所で造影剤が止まっていた。
何かしらの原因で閉塞を起こしている。
その為、腎臓から膀胱へ流れるはずの尿が腎臓に留まって肥大し、
腎臓は既に機能していないだろうと言う結果だった。
でも、数日前まではステロイドにより改善はしたと言う事を考えれば、
僅かにでも尿管が広がり尿が流れて機能していた。
今手術をすれば機能する可能性は高い。
このまま手術をせず左腎臓が委縮するのを待ち、
右腎臓だけで生きていくか。
待つと言っても直ぐに委縮する訳ではないそう。
だが、右腎臓もフルで機能出来ている訳ではなく、
検査結果を見て、右もちょとくたびれている。
手術をしなかった場合、この調子でいけば、2~3か月後には
腎不全になる可能性が高いと言う事だった。
考える暇はなく、その場で手術をお願いした。
にこは半日預かりからそのまま入院へと変更。
最短の手術日は27日(月)となった。
※この水腎症も含め、腎臓は無症状ので進行していく場合も多く、
気付いた頃には腎臓は機能しなくなり委縮している事もあるそうです。
にこぐらいの数値なら症状が出ない子も多いとの事でした。
先生に言われて気付いたこと。
・寝てる時間が長くなった。
・あまり動かなくなった。
基本、寝ているからそんなものかなと気にも留めてはなかった。
徐々に具合が悪くなるにつれ寝る時間も多くなっていた。
だるさから動くことも随分減っていた。
若い子ではないので動くことは少ないのは当然だけど、
それでも玄関までやって来たり
私が別の部屋で籠っていたら付いて来たりしていた。
思い返せば、それらもなくなっていて、
日々のほんの少しの事を見落としてた。
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