2013-07-02 Tue
にこが手術をしてから1か月。
やっと少し安心して暮らせるようになってきました。
まだ安定はしていないので不安は尽きませんが…。
そんな訳でにこの記録。
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3月にユラが膀胱炎になった時、にこは貰い不調。
あ、ユラは膀胱炎が回復に向かうや否や
激しい便秘になりました。
これは直ぐに解消。
なんだかんだで、その後4月には2匹とも回復。
ふ~っと一安心したのも束の間で、
4月末頃からにこのご飯の食いつきが悪くなる。
少しにこの説明をすると。
にこを拾った当時、骨盤骨折と尻尾を骨折しており、
尻尾はその後、壊死が始まった為に切断し短いしっぽに変身。
骨盤の方は、体が小さい事も有り手術での骨の固定が出来ず、
その当時出来る手法で治療したが軽い肛門狭窄になってしまいました。
平たく言うと、ウンチの通り道が狭くなってしまった。
その為、便が上手く出せず溜まってしまうと、
食欲不振・嘔吐を繰り返してしまう。
なので、便を緩くする薬と胃腸の動きを促進する薬に
整腸剤を毎日飲んでいる。
このバランスが崩れると食欲不振・嘔吐になってしまうので、
毎日の様子を見ながら薬を調整していた。
で、今回。
いつものかなー?と、様子を見ていたが、どうも違う。
便におかしい様子はなく、何より吐かない。
ここに凄く違和感あったのと、
手持ちの薬で改善する気配はないので病院へ。
いつもは医院長先生に診てもらうが、
この日はお休みだったのでユラの時にお世話になった先生に診てもらった。
一旦処置室で治療します、との事だったので預けて私たちは待合で待ってた。
予定してた処置で終了するはずだったのだが、
先生が、万が一…と、思ってエコーで診て下さった。
すると、左腎盂の拡張が見られることが分かった。
この時のこの先生の機転が無ければ発見が遅れていたと思う。
エコー・血液検査の結果から腎盂腎炎の可能性が高いとの事だった。
腎盂とは腎臓と尿管を繋いでいる部位でそこが炎症を起こし、
腎臓全体が肥大し上手く機能出来ない状態になっているそうで、
主だった原因としては細菌感染が多く、
他には、尿管に石が詰まって閉塞など。
閉塞の場合は、外科的処置が必要となると言う事だった。
一先ずは、対処療法として2週間持続する抗生物質の注射、
同じく飲み薬の抗生物質とこの日から点滴がスタート。
2日後、消化器系の錠剤も追加。
数日すれば改善がみられるかと思いきや、なかなか状態は上がらず。
ご飯も積極的には食べない。
食べたい気持ちはあるけども、
いざご飯を前にするとクチをくちゃくちゃして気持ち悪そうだった。
とりあえず、食べてくれることが最優先なので、
他の子のご飯やシーバ・缶詰を色々用意した。
一般食の缶詰が余り好きでないにこには、
どれが好きなのかを探るのが大変だった。
家に置いてたa/d缶ならまだかろうじて食べてくれた。
それでも日を追うごとに食べる量は減ってはいたけど。
オシッコも時々出にくいような気配はあったが、
点滴の分はきちんと出してはいた。
食欲が一向に上がってこないので、
5/5に、再度膀胱穿刺による尿検査をし外部検査に出した。
これは、尿の中の菌の培養をして、どの菌がいているかを知り、
ピンポイントで菌を叩き改善を図ろうと言うのが狙いだった。
ちなみに、菌がいない場合、結果は早く、
菌がいる場合は培養して育てるから時間が掛かるそうだ。
結果は早かった。
菌はおらず。
でも、何かしらの原因があり炎症が起こっているので
ここでステロイドを開始。
最初は単発で試しつつ数日後から飲み薬に切り替え。
開始から数日後の5月中旬ごろ食欲が出てきた。
ステロイドの副作用は本当に凄いんだなと改めて実感。
あれやこれやと毎日ご飯を食べるよう促してたのが嘘のよう。
エコー検査でも腎臓が小さくなっているのが分かった。
食欲も尿も安定してきたのでステロイドを減らして経過をみる事になった。。
ここで問題なくいければ大丈夫だったのだけど、
残念ながら食欲は徐々に落ちていった。
数日後に再度ステロイドの量を増やすも、
最初のような効果は得られなかった。
良くない感じ…、それは充分に感じてた。
今回、順を追って検査を進めてきた。
一つ一つ原因を潰していくために。
残すは造影検査。
この検査をするには半日預かりになるために、
私たちが休みの日にしか出来ないのと、
検査をやろうと思ったタイミングが
にこの調子が上がって来ていた時だったので、
その時にやっても意味はないと言う事だったので見送っていた。
5/25(土)
にこの調子はゆっくりと下降しているのもあり、
この日、造影検査をしてもらった。
出来れば何事もない結果を望んでいたけども現実は厳しかった。
水腎症と言う事だった。
左腎盂から出ている尿管2~3㎝の所で造影剤が止まっていた。
何かしらの原因で閉塞を起こしている。
その為、腎臓から膀胱へ流れるはずの尿が腎臓に留まって肥大し、
腎臓は既に機能していないだろうと言う結果だった。
でも、数日前まではステロイドにより改善はしたと言う事を考えれば、
僅かにでも尿管が広がり尿が流れて機能していた。
今手術をすれば機能する可能性は高い。
このまま手術をせず左腎臓が委縮するのを待ち、
右腎臓だけで生きていくか。
待つと言っても直ぐに委縮する訳ではないそう。
だが、右腎臓もフルで機能出来ている訳ではなく、
検査結果を見て、右もちょとくたびれている。
手術をしなかった場合、この調子でいけば、2~3か月後には
腎不全になる可能性が高いと言う事だった。
考える暇はなく、その場で手術をお願いした。
にこは半日預かりからそのまま入院へと変更。
最短の手術日は27日(月)となった。
※この水腎症も含め、腎臓は無症状ので進行していく場合も多く、
気付いた頃には腎臓は機能しなくなり委縮している事もあるそうです。
にこぐらいの数値なら症状が出ない子も多いとの事でした。
先生に言われて気付いたこと。
・寝てる時間が長くなった。
・あまり動かなくなった。
基本、寝ているからそんなものかなと気にも留めてはなかった。
徐々に具合が悪くなるにつれ寝る時間も多くなっていた。
だるさから動くことも随分減っていた。
若い子ではないので動くことは少ないのは当然だけど、
それでも玄関までやって来たり
私が別の部屋で籠っていたら付いて来たりしていた。
思い返せば、それらもなくなっていて、
日々のほんの少しの事を見落としてた。
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