2012-06-13 Wed
いろはがいなくなって早いもので1ヶ月がすぎました。
この1か月、心境の変化が目まぐるしかったですが、
それにもちょっと慣れてきた感じでしょうか。。
思いのほかダメージがあり自分でも少々驚いてますが、
前向きに向き合ってます。
かなり時間が掛かりましたが、いろはの最期をまとめました。
どこかのうさぎさんの何かの役に立てれば幸いです。
亡くなったいろはの写真も載せていますので嫌な人はスルーしてください。
昨年初めにEzを発症し、数か月の投薬生活で乗り切ってからは
穏やかに過ごしてましたが、
昨年末に変調がありEzでずっと通っていた遠方の病院へ
年明け早々に行ったらEzの再発でした。
これは、再発するかもと前々より言われてたので驚くことなかったけども、
今までと変わりなくご飯もしっかり食べていたのに
体重がひと月で70gも減少していたことに衝撃を受けました。
いろはの体重は大体960g前後。
この960gの体重から70gが減少と言うのは余りに大きい数字です。
体重の方は暫く様子を見るも、更に40g減ったので
ご飯を倍量に増やして体重増加を図りました。
その後緩やかにですが戻り4月初めには900gを超えました。
Ezの方は直ぐに投薬を開始。
開始時はかなり状況も良くなかったけど3日ほどで覿面に効果が出て
いろはも随分と楽に生活ができるようになりました。
ただ、楽になったとは言え、落ち着いたり少し悪くなったりを
緩やかに繰り返していました。
3月半ば過ぎに症状もだいぶ落ち着いたので一旦投薬を終了。
しかし、4月初めにまた悪化したので今度は近所の病院で通院を開始しました。
この時、Ezの薬と併せてステロイドも開始しました。
脳からの神経症状で足の状態が悪かったためです。
投薬して直ぐにステロイドの効果もあり神経症状も落ち着きました。
その後、ステロイドの量を減らすも症状が地味に悪化。
また、一緒に眼振と首にチック症状が出たので直ぐにステロイドの量を戻しました。
今回は安心を見てステロイドの服用期間を少し長めにし2週間後に再診。
最初のように一気に回復とはいきませんでしたが緩やかに落ち着きを見せ始めてました。
眼振とチックは直ぐに治まりました。
丁度、調子を崩す数日前~前日(5/7)はとても調子が良く、
これならステロイドを減らせるんじゃないか?と、期待していました。
兎に角、早くステロイドを切りたい思いが強く、
D-フラクションと言うサプリも5月3日より開始しました。
これは犬猫用で腫瘍に効くサプリですが、うさぎにも有益な効果があり、
腫瘍持ちの子にはもちろん、高齢のうさぎにも良いとの情報でした。
大まかには、腫瘍を抑える効果の他に、
免疫力の向上・食欲の増進・毛艶が良くなるなどがあり、
免疫と食欲に期待を込めての開始でした。
(*ステロイドの副作用により食欲増進・多飲多尿の状態だったので、
ステロイドを切れば大きく食欲が低下することが予測できたからです)
次回の再診時(5/10)にステロイドの量の相談と
血液検査お願いしようと思ってました。
ステロイドはとても頼もしい薬ですが上記の副作用の他に、
悪い物を抑えてくれると同時に体に大事な良い物まで一緒に抑え込み
臓器にかなりの負担を掛けます。
いろはの年齢からしても出来るだけ早くステロイドを切りたい思いがありました。
量を減らす際に、体の負担具合がどれほどだったかを知りたく、
次回の再診時に血液検査を考えてたのです。
しかし、5/8朝、いつもと朝ごはんの食いつきが若干違い、
少し気になっていました。
でも、たまにこう言う日もあるので、
その日もそんな感じかも?とのんきに思い出社しました。
ですが、帰ってきてから見たいろはは明らかに状態が悪く、
ご飯は少し食べた形跡があるだけでした。
直ぐに病院へ連絡しましたが、
運悪くこの日は院長先生がお休みだったのと
既に診察時間が終了していたので他の病院へ行くか
自宅で看るかの選択を提示されました。
しかし、今の状況で他の病院へ行くのに抵抗があったので、
いつもの病院で診察してもらえるようお願いをしました。
直ぐに点滴等の処置をしてもらえましたが、
先生の診察結果の言葉の意味は理解しがたかったです。
「今晩が山だと思って下さい」
どこかで感じてたものが一気に形になって押し寄せてきたようで、
やっぱり、、と思う反面、先生の診断は間違ってる、、
いろはは元気になる!そう思ってました。
兎に角今するべき事はお腹を動かすこと。
自分から少し野菜を食べたりはしたのですが明らかに足らないので
お腹をマッサージしながら強制給餌も行いました。
しかし、強制給餌をするも、お腹の音はほとんどせず、
マッサージを入念に行っても変化は見られませんでした。
動かない胃に負担を掛けるのも怖かったので、
強制給餌もある程度の段階でストップをしマッサージをするのみ。
耳はずっと冷たいままでした。
山と言われてた夜は過ぎはしましたが状況は変わらず、、。
5/9朝一で病院へ。
状況には変化はない事、あと、点滴を入れていたにもかかわらず
おしっこの量が少ないように感じることを伝えました。
呼吸も浅いし、おしっこも気になる+他諸々もあり、
半日入院させた方がいろはが楽だと思う…との事で預けることにしました。
直ぐにレントゲン、血液検査、酸素室に入れて様子をみて下さいました。
夕方お迎えに行くと、ずっと冷たかった耳が暖かくなっていて少し嬉しかった。
でも、状況は芳しくはなく…。
血液検査の結果も、腎不全の兆候が出ているとのこと。
これは今回症状が出てきたものなのか、
前々よりあったのかは今となってはわからず。
ここで、もっと早い段階で血液検査をしていなかった事を激しく後悔しました。
先生の判断では、このまま入院するのが良いとの事でした。
しかし、夜は先生たちがいない事を思うと、
今の状況では踏ん切りがつきませんでした。
とりあえず、レントゲンを撮ってお腹の状況を見てから
改めて決めてみようとなったのですが、
残念なことに朝と一切変化はなく、
胃の中のご飯は一向に消化もされずガスも溜まっていました。。
レントゲンの結果より、このまま帰った方が良い、
状況はいつ逝ってもおかしくないとのことでした。
何度言聞いてもショックが大きい言葉でした。
自宅に帰ったら呼吸が浅くなり、またしんどい思いをさせてしまう事や、
出来ることと言っても、お腹のマッサージしかない事に
本当になんて無力なんだと、この時ほど思ったことはないです。
兎に角やれるだけの事はしよう。
いろはのお腹は動く!そう信じて家に帰りました。
帰ってからは部屋の温度をかなり上げ、
ペットヒーターを弱めに入れました。
お腹を動かすには強制給餌が有用だけども、
ほとんど消化されていない状況ではお腹が苦しくなるので水分のみ。
ジュースやヤクルトを水で薄めた物を
1mlづつシリンジで時間を置きながらこまめに補給。
昨日食べてた野菜は見向きもしなくなったけど、
いちごだけは自分から食べてくれたので、
いろたんが食べたい分だけを少しづつ食べさせました。
何度もお腹を音を聞きながらマッサージを続けていたら、
コポポっと小さい音が聞こえだしてきました。
やっと消化が始まったのかも?そう思ったけども、
音はしたりしなかったりでやはり動きがかなり鈍い。
でも、前日よりは動きが若干でも見られるようになり
嬉しかったのを覚えてます。
音がし始めて3時間後くらいに粘膜便が出るように…。
これが何かはこの時の私は気付いておらず。
ただ単に、やっと少し動き出したんだと思ってました。
(翌日の病院でも粘膜便を出してたようで、
これは下痢を起こしてたそうです。
5年か6年前にジアルジアにかかった時も
そう言えば粘膜便を出していたのを後になって思い出しました。
後になって気付いても仕方のないことですが、、)
お腹の音は微妙にするものの回復は見られず朝を迎えました。
いちごは、トータル1粒半を食べました。
この状況で1粒半も食べてくれて嬉しかった。
5/10また朝一に病院へ。
粘膜便が出たこと、僅かながらにお腹の音がすることなどを伝え、
この日は昼から出勤をするつもりだったのでいろはを預けました。
すると、自宅へ帰り1時間ほどした時に携帯が鳴りました。
病院からでした。
「いろはちゃんの状態が悪化しましたので直ぐに来てください」と。
直ぐさま車を出して向かいました。
時間にして5~10分だったと思います。
着くまでの間ずっと…、待ってて、直ぐ行くから待ってて。。
そう念じていましたが、いろはの最後には間に合いませんでした。
先生方は、せめて私が着くまで持たせようと
尽力してくれましたがダメでした。
電話を頂いた時には、もうチェーンストークが始まっていたそうです。
この時には意識はほとんどないそうで、
最後は発作もなく苦しまずに済んだと先生が教えてくれました。
朝までずっと一緒にいたのはさっきのことなのに。
その時はどんな気持ちだったかは余り思い出せないのですが、
ただひたすら「ごめん」と、いろはに何度も謝っていました。
最期を看取ってやれなかったこと、
痛い思いをさせたこと、
最後の最後までしんどい思いをさせたこと、
さびしい思いをさせたこと、
色んな思いが一気に出ての「ごめん」でした。
病院で綺麗にしてもらったいろはと帰宅。
まだあったかい。
本当に寝てるみたいで、「いろたーん!」と、呼びかけたら、
ぴこーんっ!と耳を立てて起きそうでした。
すぐに花屋さんでお花を買ってきました。
可愛いお花。
ぽんぽんしててなんだかきゅっとなりました。
もう仕事どころではなかったのでこの日も休み、
いろはとゆっくりしました。
荼毘に付すのは土曜日に決め、
金曜日はいろはと最後の夜を過ごしました。
でも、これが一番辛い日だったかもしれない。
もう生きてはいなくても、いろはの姿が目の前にあるのに、
次の日には、その姿さえもなくなってしまう事が悲しくてたまらなかった。
この時に、いろはにどれだけ救われてたか、
あんなちっこい子なのにとても大きな子だったんだと気付かされ、
はなしろの時には感じなかった寂しさが溢れました。
2匹が本当にいなくなってしまったと言う事を嫌と言うほど感じて、
一人ぽっちになってしまったようでした。
5/12最後の日。
本当のお誕生日は5月初旬でしたが、
6/17が我が家に来た日だったので毎年その日にお祝いをしてました。
でも今年はお祝いをしてあげれそうにないので
ちょっと前倒しで小さく11歳のお祝い。
いろたんおめでと。
お誕生日ご飯と大好きないちごとさくらんぼをお弁当にしました。
はなしろのお弁当に先にいるうさぎさんへのお土産のおやつ、
ペレットや牧草、お花に、玄関先のラベンダーが咲いていたので
それも持たせました。
いろはを見送って、ほんの少しだけ小さな小さな区切りが
一つついたような気がします。
でも、本当にあっと言う間の事でした。
数日前まではいつもと変わらずに過ごしていたのに、
たった2,3日でこんな事になるなんて思いもしませんでした。
もしかしたら、あまり長くはないかもしれない…、
そう言う思いは抱いていました。
後ろ足が徐々に悪くなってきてるし寝たきりも充分あり得る…、
その心積もりもしていました。
でも、まさか何の前触れもなくあっと言う間に去っていくなんて
考えもしていなかった。
あまりにあっけない現実に気持ちが全然ついていかなくて、
今更考えても仕方のないことを繰り返し繰り返し考え、
何か答えがあるんじゃないかと、
無意味なことなのに腎不全の事を調べてみたり。
実際に、いろはのおしっこに「ん?」と、感じることが何度かあったのに
微妙すぎるために見逃してしまったかもしれないこと、
体重減少で違和感を感じつつも目の前のEzに気を取られ、
血液検査を後回しにしたこと、
何もかもは自分の無知さ加減が招いたことではないかと思うと、
自分の気持ちの落としどころが分からなくなり考える事を避けるようになりました。
でも、やっぱりどこかでずっとくすぶっていて、
素人の私があれこれ調べても限界があり不毛な行為でしかないと思い、
後日改めて先生と話してみました。
(近所の病院には少し聞き辛かったので遠方の方の先生に聞きました)
率直に、体重の減少は腎不全が絡んでいたのか?と、伺ったところ、
検査をしていないので明確な事は言えないけど、
あの時、2週間に1回診察して、私からの状況をその都度聞いた上では、
腎不全と判断する要素はなかった。
亡くなる前にやった血液検査で腎不全の数値が高かったのは、
ご飯を食べなくなる事でも数値は上がり、マイナスの状況へ進むこともある。
何より、直前まで調子が良かったことからも慢性ではないと考えられる
と、言う事でした。
決して、私が何かを見落としていたのではないと。
これは先生の優しさなんだと思います。
でも、その優しさがありがたく。
後悔の念はそう簡単には消えはしないけど、
ずっともやもやと重くくすぶっていたものから少し解放されたようで、
うまく言えないけれど。。
今は純粋にいろはがいない寂しさを感じれるようになりました。
亡くなった決定的な原因と言うのを特定するのは難しく、
脳からの症状を始め複合的な要素が強いとの事でした。
この1年半近く、いろはは本当に本当によく頑張りました。
後ろ足が不自由なせいでグルーミングも走ることも食糞も上手く出来なかったけど、
今頃は好きなだけなんの不自由もなく毛繕って軽快に駆けて食べてると思います。
そして、1日目に山と思って下さいと言われながらも乗り切り、
2日目も山と言われながらもいっぱい頑張って乗り切ったことを、
遠方の病院の先生に話してたら驚かれてました。
いろはは昔から体力のある子で色んな場面で頑張ってきましたが、
最後の最後まで精一杯の兎生を全うしたと思います。
いろたん、11年も一緒に暮らしてくれて本当にありがとう!
またあそぼーねー♪
これにて、私のうさぎとの暮らしも終了です。
長い様であっと言う間の12年でした。
ロップやレッキスとも一度暮らしてみたかったなぁ~、
と言う、淡い思いはあるけれど、
多分、これから先うさぎと暮らす事はないと思います。
もっともっと先になって、うさぎの医療が更に進んだらどうか分からないけど。
今は、はなしろといろはの事を大事に思うことだけにしたいです。
長い間傍にいてくれた2匹に心から感謝しています。
そして、いろはの旅立ちに際し、
たくさんの方々に暖かい気持ちを頂きました。
本当に本当にありがとうございました。
最後に。
まだ元気だったころのいろは。
大好きないちごを頬張ってます。
いつも勢いよくかぶりついてはいちご汁でべしょべしょになるので
うちでは薄く切って献上してました。
でも、ちょっと分厚かったりするとオエップってなってたけど、笑。
急いで食べすぎ!
この春は、私にいちごブームが来て、ほぼ毎日いちご生活をしてたいろはと私。
11年で一番いちごを食べたと思う。
最後にいっぱいいちごをあげれて良かった良かった^^
ではではこれにて!
明日よりまた更新頑張りますー!
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